by charlie

2001年2月24日


(別の日にcharlieの職場の近くからみた樽前山)

2月24日
朝まで仕事したのでセンター4は間に合わない。そこで前からねらっていた樽前山を攻めてみることにした。

モーラップの駐車場を10時20分に出発!!深雪氏の話では「1時間半でヒュッテに着く」らしいので余裕かましてゆったり歩く。それにしても今日は暑い。ファーストレイヤーだけで十分。地面が固いところは左足が痛むので少々辛い。でも我慢してせっせと歩く。
            
時折GPSで地点登録しながら歩く。結果的にかなりの部分はせっせと歩いたが7合目のヒュッテまで2時間かかった。
                   
左足首をかばいながら歩くので結構辛い。痛いならやめときゃいいのに・・・・。
さらに今から滑ろうかと思っている斜面はなんだか黒っぽい。もしやアイスバーン?とにかくパウダーでないことは確かだ。
みょーに黒っぽいところがあるでしょ!
とりあえず登山者名簿に記入して入山。「冬は夏と違って直登できるので30分だよ」という深雪氏のお言葉もすでに信用しておらず、多分1時間かかるだろうと予想した。
標高差約400mである。直登すると踵がかなり曲がるので左足首がすごく痛い。
ストック使用とジグることで何とかカバーしながら登る。そうするとあの黒っぽい状態がなんだか判明した。そこら一帯シュカブラだらけだ。
                
おまけにここ数日の気温上昇によりスーパーハードもなか状態である。キックステップをするとぼこっと落ちるが軽く蹴るとアイゼンの部分のみで登るのである。スノーシューなんかよりアイゼンの方がぜったいいいに違いない。
とりあえずまだ天気も崩れてないのでゆっくり登って結果的に1時間10分でピーク到達。
時折、風不死岳のいいラインをチェックしつつ登る

これが南東側の斜面。下にいかにも雪崩が走りそうな沢があるでしょ。
遠くに苫小牧の街が見えるんだけどちょっと写りが悪いな・・・

       
               全面結氷の支笏湖を眼下にちょっと一休み

南東側の斜面の方が気持ちよさそうだったけど登り返しは耐えられないので最初からねらっていた北東斜面を滑ることにする。
上部はシュカブラの間に幅50mくらいのフラットバーンがあったのでそこを降りることにする。
登る時に、かなりの岩が出ているのを確認していたので、じっくりラインを見定めて一気に4ターンで300mちかく降りた。しかし、スーパーハードもなかのせいで今まで体験したことないくらいすごい音を出して滑ってしまった。ガーーーーーーーーガーーーーーーーー!!一定のアンギュレーションを保つのにこれまた脚が大変なってる(沖縄風に)。
あまり速度を出して転ぶと間違いなく滑落する感じだったのでとにかく転倒だけはさけようと思って降りた。あとはシュカブラ地帯をゴゴゴ・・痛痛痛・・・・ゴゴゴ・・・痛痛痛・・・
もう左足は治らないな・・・・・

ラインだけ見るとよさげに見える?見えないか・・・・

帰りはストック持って7qの林道をゆっくり降りてきた。途中ヒュッテのおじさんが「モービルに乗ってくかい?」ときいてくれたけど、せっかくだから最後までストック走行で降りた。なんだかパドル筋が痛いぞーーー!!
駐車場に戻るとさっきのおじさんが「うまいね」と言ってくれたので、ちょっとだけ嬉しかったりした。
それにしても今日のバーンは怖かった。まさにバックカントリーって感じでしょうか。お手軽だけど結構怖い。


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