BACK TO the HEARTLAND

text by charlie&hayakawa

2002年6月15日9時 成田第2ターミナルのGカウンター前には、すでに4人のバレルスラッシャーが集合していた。北海道からhayakawa、沖縄からJINJIN、奄美からcharlie&ayumi。前日に成田入りしてアジのなめろうと美味しいお酒で旧交をあたためていた。9時15分頃、今年も遅刻気味のトッチーが到着。早速手続きを開始した。

毎回、スムースにいくことはない。釣り道具はパッキングしたのに肝心の竿を忘れたトッチー。いきなり、やってくれます。
そしてカウンターではJINJINの保険証書が届いてない。ガルーダインドネシアは板が1パック20sまで許されているので、重量でもめることはなかった。昨年のJALは最低だったからね。もう二度と乗らないもんね。

しかし、朝ご飯を食べるなんて時間はなくて、バタバタと出国。みんなしてコンセントのアダプターを忘れてしまった。電化製品はみんな持ってるのに肝心のアダプターを忘れるとは・・・・。

梅雨前線を飛び越え、一同は一気にデンパサールへ。着陸時に見た感じでは、波は腰程度のようだった。久しぶりにバリの雰囲気をちょっとだけ味わい、乗り継ぎ便がジャカルタへ到着したのはもう20時頃であった。出迎えのアディに案内され、まず両替。1万円が67万ルピーである。さらに、ケンタッキーで夕食をテイクアウト。いざ陸路である。

時間が遅いせいか交通量は少なく、かなりのスピードで走った。あまりにも運転がヤバイので全く眠れなかった。
だって、3時間くらいで着いてるんだから。はっきり言って車酔いで気持ち悪かった。

charlieにとって2回目となるデサリゾートに、1人1部屋ずつチェックイン。プールを囲むように部屋が配置されていてとても良い雰囲気である。


夜見ると本当に綺麗に見えるんだよなぁ・・・

夜もすっかり遅かったが、まずはビールでしょってことで、お気に入りの角の丸テーブルで軽く乾杯。少しおしゃべりしていると1人のローカルがやってきた。バリだと100%胡散臭くて、隙あらば金をせしめようという輩であるが、ここは本当にすれてなくてフレンドリーだ。多少は下心もあるのだろうが、バリに比べりゃすごく安心できるとこだ。
そのローカルはジョニー二郎と自己紹介していた。聞いてみるとどうやらプロボクサーの渡辺二郎に似ているらしい。


いかがでしょうか?
似てる?

6月15日 いよいよ初日。朝一からチェックしに行くと、すでに日本人が1人ビーチでチェックしている。波は2〜3フィート。面ツル。初日だし寝不足だしということで、charlieは新品のSPOWYの7をワックスアップ。みんなでいざラインアップ。

すぐにオージーなども入ってきて、15人くらいになったためなかなか乗れなかったが、みんな少しずつチマジャの波にリズムを合わせはじめていた。

リズムが合わないのはcharlieだけであった。相変わらずのテイクオフ下手でいきなり初日からこの通り。

新品だったのに・・・・

午後はちょっとお気楽モードでカランサリへ。サイズはセットで頭くらい。ピークはバックウォッシュが入る独特の癖があり、ちょっとコツがいる感じだ。トッチーがずっとカメラマンをしてくれていた。
ちょっとラリったかんじのローカルがいて、ジョニーが盛んに「あいつには気をつけろ」と言っていた。どこにいっても、こんな人はいるのね。


さすが教科書のようなライディング 
ayumi


技を披露しまくりローカルに絶賛されていましたね
ayumiちゃん!!

そして後半にはトッチーもセッションに参加していった。

いいセクションを走り抜けるトッチー

ナイストライ、トッチー

無理矢理リップにのっけるcharlie

初日のセッションを終えた頃には、大抵疲れが出ていた。
近くのレストランへ行って、ビンタンで乾杯。蚊が多いのがちょっと大変だったけどね。トッチーがわざわざホテルまで蚊取り線香取りに行ってくれたので、後半は快適でしたね。

6月16日 第2日目 この日は何したっけな?午前中は間違いなくチマジャにいたね。
そうそう、ニセコから来ている龍太郎、けんたろう、おうむくんと種子島から来ているてつくんと懐かしい再会と出会いがあったんですよ。インドネシアで北海道繋がりってのもなかなか珍しいですね。


これはバレルメンバー中で、もっともバックハンドの美しいJINJINの連続ショットである。目線もばっちり。

セッション終了

6月17日 第3日目 確かこの日は午後にチクンバンに行ったんだ。
すごく小さくてへろへろ波だったなぁ。

とりあえず行ってみる

夜にはリリィっていうワルンでナシゴレン。旨かった。そこには、妙にクネクネした短髪のお兄さんがいて女性らしさを発揮していた。名前はナディア。こんな田舎にいわゆるオカマがいることに驚きは隠せなかったが、非常に感じのいいオカマだったのですぐに仲良くなってしまった。バレルのメンバーはみんなオカマが大好きだ。でもさすがにダンドゥーだけはどうにも踊る気にはなれなかったけど・・・。

6月18日、4日目はジョニーの勧めもあってサワルナへ。サワルナはpelabuhan ratuの港からスピードボートで30分ほど西に走ったところにあるグーフィーオンリーのポイントだ。今回は一番快適そうなスピードボートを選んだが、オールドボートや陸路でのアクセスも可能。港を7時過ぎに出航したボートは、そこら辺の漁船をごぼう抜きし、あっという間にポイントに、快適な船旅だ。

pelabuhan ratuの港で荷物を積んでいざ。

サワルナのテイクオフポイントは、奥のピークとインサイドの2箇所。インサイドがやや掘れるものの、基本的にはファンウェーブ。この日は快晴でほぼ無風、波はダブルオーバーと申し分ないコンディション!!人も少なく、我々の他にはオージーが4人くらいのほぼ貸し切り状態だった。皆船の上で簡単な朝食を済ませるとパドルイン!掘れてないとはいっても、ダブルオーバーのテイクオフは迫力だ。怖がりのhayakawaは、ついつい腰が引けてしまう。しかしいったんテイクオフしてしまえばこっちのもの。ボトムで考えることができるご機嫌な波だ。トッチー、チャーリーはサイズをものともせずピークからテイクオフ。時々パーリングをしながらもイイ波をゲット。jinjin、ayumi、ジョニー、そして今回初参加のローカルサーファー、アディーはさらにハードなインサイドのピークからドロップ!!船の上ではシャイな感じのアディーが海で見せるガッツは相当なものだ。昼過ぎにもなるとバレルチームはクタクタ。オンショアも吹き始め、セッションは終了。一行は帰りにチクンバンでインドネシアの弁当(かなりやばそう)を食べ、港へ。夕方には無事ホテルに到着したのだが、タフなチャーリーは再びチマジャにパドルアウトしていった。


charlieはいつもこんなテイクオフでかなりの確率で失敗する

サワルナのインサイド rider:トッチー


美味しいセクションをはずさない!!
rider:hayakawa

船の上ではジョニーとの楽しいトーク

rider:hayakawa

さてどこに当てますかね?hayakawa氏


ホテルに戻ればPOOLでまったり・・・・・

後半の日程についてはすっかり忘れてしまいました。トッチーは下痢にやられ、charlieも食欲不振で果物しか食べなくなり、全体にパワーダウンしたことは否めなかった。しかし、波乗りは次第に調子が出てきて、少しずつではあるがいい感じになっていった。北海道組のおうむくんも板を折ってましたよ。そうそう、バレルが着く前に龍太郎も板を折ったらしい。
結構水量多いからねぇ。

rider:tetsu


charlieのボトムターン
フルレイルでいい感じ・・・自画自賛 (^◇^;)
でも、これがトップでの返しに繋がらないんですよ・・・悲しい・・・

飛ぶ飛ぶアペックス 板はJINJINのSMAC


アペックスが上手いと言えばそれまでになってしまうけど、
どうして同じ波でこのような写真がメンバーに残らないか不思議でならない。
みなさん頑張りましょう!!

ジャカルタへの帰り道では、見たことないくらい凄いスコールにやられてボードケースは超重たくなっていた。
行きがけは3本で18sだったのに、帰りは2本で22sになっていた。すげーーー!
帰りのジャカルタ空港でのほっかほっか亭の弁当は久々に旨かった。定刻より2時間遅れで出発したガルーダに乗ったメンバーはアッという間に成田に到着してました。


バレルのメンバーと北海道組とローカルと
ラストナイトパーティ

心落ち着くHEARTLANDへまた帰りたいと思う

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