text by charlie
2003

2003年12月20日 昨日の職場の忘年会で呑んだ勢いで完徹したまま、フラフラになりながら奄美空港から機上の人になった。朝から鹿児島、東京と乗り継ぎ旭川空港に降り立ったのは5時過ぎであった。JRで乗り継ぐ予定であったが、ラベンダー号なる便利なバスが運行されていて、約40分で上富良野駅に着くことが出来た。そこからタクシーで約20km、約6.000円也。目的の白銀荘についた時には7時をもう回っていた。

着いても二日酔い著しいcharlieは温泉にゆっくりとつかり、「北の国から」をテレビで見ながら布団に潜り込んだ。

12月21日 天候は雪が時折舞う状態で時々青空が見える。山岳天気予報では最高気温マイナス11度とのこと。今シーズンは雪が少ないがここも同じようだ。とりあえず初BCってことでシェイクダウンしてみることに。ところが、少し山に入ると視界は悪化の一途をたどり滑る面は何も見えない。感で滑るのみ。登る面も岩が露出していて凍っていたりして、スノーシューではややきつめってことでクランポンを試すいい機会となった。さすがにソフトブーツでのフロントポインティングは足にきた。滑りではエッジの効かないところでずれまくってしまい失態であった。おまけに帰りには人の身長ほどもある穴ぼこに落ちてしまった。ヒドゥン地熱穴とでもいうのだろうか。今シーズンの幕開けとしてはいまいちであったが、シーズンの到来を喜ぶこととした。帰りには富良野のラーメン三日月で醤油を頂いた。普段は塩しか食べないがここの醤油はまぁまぁ旨かった。


こんなことしてふざけていたら顎を凍傷にやられてしまった・・・・

三日月の中には「北の国から」がいっぱい

1月23日 昨日の大腸ニンニクの香りを周囲にまき散らしつつ、沖縄チームより一足早く旭川空港に降り立った。東北や道東は大雪らしいがこの旭川周辺の天候はどピーカンである。ぴっぷスキー場から十勝岳まで丸見えでござる。レンタカーを急いでゲットし沖縄チームを迎え撃ったcharlieは手ぶらで到着口から出てくる彼らを見て我が目を疑った。ホテルに先に宅配したんだと・・・・・あ〜あ〜・・・・・そのまま旭岳行こうと思ったのにぃ・・・・。この時旭岳に行っておけば良かったと後で後悔するはめになるのだった。鉄則その一、行きがけは必ず板と同時に行動すること!!

仕方がないので、富良野スキー場へ直接向かうこととする。沖縄チームJINJIN、nao、hottaもcharlieも富良野スキー場は初めてなのだ。新富良野プリンスホテルステイと言うことでリゾートばりばりの予定である。着いてみると実際すごいリゾートだった。久しぶりのリゾートステイにcharlieは少し引いてしまった。早速用意をしてゲレンデへ。


十勝岳連峰を一望にする

人はまばらでピステンも荒れてない。斜度も心地よく素敵なスキー場だ。富良野エリアを一通り滑り北の峰エリアへ移動したまでは良かったのだが、リフトの終了時間確認不足でいきなりホテルに帰れなくなってしまった。ハイクしようかとも思ったが、おじさん達はタクシーを富良野から呼んでもらって帰ることとなった。初日からやってしまったよ。

ニングルテラスのチュチュの家でケーキセットを食らいナイターに突入。ナイターになってもまだピステンは綺麗だ。いやーー気持ちいいわ。ニセコなら絶対残らないゲレ脇パウダーもちょこちょこ頂いてなかなか楽しかった。

晩飯は富良野に出て、まず春ちゃん寿司に入る。テーブルに座ったこともあるのかメニューもいまいちパッとしなかったが、まぁそこそこのお寿司を頂いた。ワイン寿司ってのもあったけど・・・・・。その後は定番「くまげら」に移動し山の珍味を頂いた。ほたるの結婚式の話をしても誰も理解してくれなくて寂しかった。お腹いっぱい頂いてホテルに戻りさらに飲み続けたのは言うまでもない。ホテルに24時間コンビニがあってとても便利だった。この辺もニセコと違うところだ。

1月24日 朝からどピーカン。十勝岳の噴煙が近くに見える。素晴らしい景観だ。朝一ゴンドラに乗り、気持ちいいピステンを3本ほど流す。今日はhottaはお留守番していただき、残りの3人は十勝岳エリアに向かった。上富良野のローソンでお買い物して一気に山に向かう。それにしても凄い天気だ。

各々ゆっくり準備しビーコンチェックしラッセルを開始した。快晴の土曜日なので先行者がいるとふんでいたがあてがはずれフルラッセルとなった。

こわれたストックで果敢にラッセルに挑むnao

下から雲がかなりのスピードで追って来はじめた

写真を撮るなら光が欲しいってことで少し緩やかな斜面を選んで登り始めた。見た目には40分ほどで登れそうだと思っていたが、下に粗目の層があり雪がずれ落ちるためになかなか苦戦し結果1時間半ほどかかってしまった。

アトラスで蹴りこみながら高度を稼ぐJINJIN

途中で雪も見る


ドロップポイント
雲海の眺めが素晴らしい!!

JINJINとnaoが見えるだろうか?

ファーストドロップはcharlieだ。出だしは全く下が見えないので結構どきどきする。ドロップした次の瞬間からガリガリと嫌な音が聞こえる。雪が溜まっているところと尖った岩の上にうっすらとしか雪が乗ってないようなところなど変化に富んだ斜面だ。時々岩の上をコンコンと音を立てながらなんとかメイクすることが出来た。

ドロップ前 こうしてみるとなかなかの斜度

眼下にcharlieが見える


ラインが見えやすいように少し加工しました

当て込みに行くJINJIN


なかなかスピード感があります
背後の地面も嫌な感じですな

必殺技サブマリン!!

JINJINは隠れキャラにヒットしてスラッシャーのソールをめくり上がらせていた。魂入りすぎだな。

naoも果敢に攻めていたがやられていた・・・

時間的にも苦しくなっていたので今日はこの1本で終了とした。なかなかバックカントリーの難しさを痛感する経験だったと思う。帰りには近場の温泉でまったりして眠いのをこらえながら富良野まで運転して帰った。さすがに疲れたのでホテルでバイキングを頂いた。種類は凄かったけど全体的には普通だったかな・・・。

1月25日

 旭岳

旭岳から戻ると最後のチャンスとばかりに幸寿司へ。しかし、ここもそこそこで目新しいものはなかった。美味しいものは旭川まで出ないとないよってタクシーの運転手に言われました。そんなもんなんだ・・・・。

1月26日 最終日なので朝一からゴンドラに乗り込む。最後のピステンを思いっきり楽しんだ。それぞれの滑りをご覧あれ。

JINJIN

nao

hotta

みんなピステンは軽々とこなしていく。hottaもかなり上達したようである。富良野スキー場は混んでなくてピステン最高だしすっかり気に入ってしまった面々でした。

12時チェックアウトだったので10時半にあがり、パッキングし沖縄チームに別れを告げcharlieは旭川方向へ探索の旅に出かけました。沖縄チームはバスで千歳まで大移動。ご苦労様でした。

次からは道具は宅配せずに持って来ましょうね。

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