New Zealandで波乗りしてみよう

text by charlie

2005年12月11日 QF22便で成田を飛び立つ。今回は安い大韓航空利用予定だったのだが、前日になって大韓航空がストライキをするということになり、急遽カンタス航空に変更となったのだ。最近は旅行がスムースにいったことがないので、まぁそんなもんだろうと納得した。

真夏快晴のシドニーで乗り換え、12月12日 15時頃クライストチャーチで友人に出迎えてもらった。天気はどんよりしており時折雨もぱらついている。初日は韓国料理屋でソジュで酔っぱらい昔話に花が咲いた。

天候は悪く北東の風がずっと吹いていて波は期待できない状態が続くという予報であったため、12月13、14日は釣りに費やした。


12月14日の夕方 クライストチャーチのニューブライトンをチェックに行った。ご覧の通りのオンショアでカイトサーフィン、ウィンドバギーが
盛んなようであった。サーファーも2人見たけど楽しそうではなかった。

12月15日はまずはバンクス半島を目指す。友人がアカロアステイを勧めるので、波もいまいちだしとりあえず観光気分で行くことにしたのだ。クライストチャーチから2時間あれば、迷いながらでも十分行ける距離でした。


バンクス半島の中でも有数のレフト
Magnet Bay

さすがに北東の風では、もう少し東に面した湾でないとうねりが入らないと考え、半島の東部へ移動。

着いたところはLe Bons Bay
昆布がたくさんあるあたり、北海道を思い出させます。


膝波だけどネタで入っちゃいました。
わざわざNZまで板持ってきたからね。
もちろん無人。

その日はキャビンを借りてステイ。とても快適だった。
BBQしてワインを頂いて・・・しかしこの日あたりから体調は下降していった。夜はダウンを着てちょうどいいくらいだった。

アカロアはまさに風光明媚でありゆっくり過ごしたい町だった。

12月16日 天候は変わり映えしないが、とりあえず北を目指す。伊勢エビの産地カイコウラである。日本のサーフィン雑誌にも最近フィーチャーされたことのある、南島最高のライトが存在する町である。

ニュージーランドの道はほとんど高速状態なので距離があっても意外と早く目的地まで行けます。


カイコウラ半島先端部から西を望む
残雪も結構見えました
滑りごたえありそうな斜面もたくさんでしたよ!!


カイコウラはマオリの言葉でエビを食べるという意味らしい。
伝統に従いエビを食す!!
食ってる最中に席を立とうものなら一斉にカモメが乱入してきて大事になるのであった・・・

宿泊はMangamaunuを見下ろす丘に立つSurf Watchという宿だ。看板など案内が出てないので、絶対電話してから行かないとわからないかもしれない。
名前の通り波チェックがすぐ出来るためMangamaunuを攻めるなら要チェックの宿である。

綺麗で快適、最高ですよ!!

夏のため日暮れは夜10時頃である。日暮れに腰胸の波が割れていたがだらだらで入る気にならず・・・

12月17日腰胸のたるい波が割れていた。体調は最悪だが、ここまできたのでとりあえず海に向かう。


線路の上から波をチェック


こんな感じなんですよねぇ
初心者風の白人に混じって何本か乗ってみた。
とにかく入水時に手足が痛く、1時間で麻痺するといった感じだった。
ちなみにウェットは3mmフル

この湾に沿ってそのライトはブレイクしていく・・・らしい・・・

この時点の天気予報で今回の波を諦めた。カイコウラのサーフショップでサーパンを買い、温泉に向かうことにしてしまった。

12月18日 マルイア温泉でゆっくり過ごし釣りをしながら西海岸のグレイマウスへ。


モンティーズ醸造所で見学したら試飲も組み込まれていて結局昼間から散々飲んで酔っぱらってしまった。

まぁ、ちらっと西海岸も見たけど、ほぼフラットでした。長距離移動の末、アーサーズパスでパンチボール滝へトレッキングし、夜遅くにクライストチャーチへ帰着。

12月19日 エイボン川でパンティングなぞ楽しみ、機上の人となった。


今回は波乗り的には恵まれない旅だったけど、ポテンシャルはかなり高いと感じる地域だった。
またいつか最高のライトを乗りに訪れたいものである。

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