4泊で四国を巡る

text by charlie

5月16日 鹿児島経由で松山に入った。レンタカーを受け取り、そのままホテルにチェックイン。小雨がぱらつく中ぶらぶらと散策してみる。

愛媛松山と言えば道後温泉。
昔、広島に長いこと住んでいたのに瀬戸内海を渡ったことはなかった。名前は散々聞いていたのに今回が初めての道後温泉だった。なかなかいい雰囲気だったのだが刺青を全身にまとった若者達が、風呂場を徘徊していたのでさっさとおさらばさせて頂いた。

夕方は大学時代の友人の久しぶりに再会し、瀬戸内の味を楽しんだ。独身の友人は若々しくcharlieの所帯じみた感じが浮いてなかったか不安である。

5月17日 朝一で松山市街を抜ける。ナビの反応が遅くて道を何度か間違えたが、10時には高知に着いた。午前中は少し仕事モードで過ごしたが、昨夜、雨を降らせた低気圧はかなり強力そうだったので早速波チェック。

一番最初にチェックした波
頭以上あり人もまばら
ポイント名はローカルに聞いたけど忘れてしまった。そのローカルの方は親切にもワックスまで譲ってくれたのだった。感謝!

そのすぐ近くに高知のスーパーポイント仁淀が存在していた。こちらも10人足らずの人が入っているだけだったが、あまり乗れてる感じではなかった。面は合ってるのだが、サイズの割にショルダーがイマイチといった感じだった。

そしてこれが高知空港近くのポイント rider:unknown
こちらはかなりいい波に見えた。入りたいところではあったが仕事があるので見るだけにしておいた。

高知空港でJINJIN&T-hashiをピックアップして市内へ戻る。

夕方、再び最初のポイントに戻ると、随分サイズが落ちた上にダラダラな感じになってしまっていたため、仁淀をチェック。


すでに多くのローカルが巻き巻きセッションを行っていた

さすがにビジターでいきなり入るのはどうかとも思ったけれど、JINJINと二人なのでピークをずらしてお邪魔させて頂くことにした。

巨大なショアブレイクをやり過ごしゲットすると意外にサイズはあるのだった。


しかも、えらく岸に近いところで割れるのだ。
サンドバーとはいえなんだかおっかない。
パワーもかなりあった。

ローカルの邪魔にならぬよう、奥目にポジショニングしていたが、時折でかいセットがやってくるのだった。誰もそこから乗らないので手を出してみたら、意外に乗れるときもあったが、思いっきり降ったりもした。ローカルの方にも「ひゅーひゅー」お声を頂いたりしてとても楽しかった。


写真は乗り手の腕不足でこんな感じ
rider:charlie photo:JINJIN

仁淀の河口 


濁流の河口を漕いで帰る
セットに乗ったら、一度岸に上がって河口を渡りもう一度ビーチから飛び込んだ方が楽かもしれない・・・

夕方、香川のJINさんと合流し、鰹に鯨など高知の地のものを頂いた。おまけに怪しいパブから高級風飲み屋までのコースで、どっぷり四国に浸かったのだった。

5月18日 朝一から仕事した後、ゆっくりと徳島へ移動。

すっかり波は落ちていたが、とりあえず南の方のポイントで入水。

何となく南国チックないいポイント


JINJINはいい感じ
rider:JINJIN photo:JIN


charlieはいけてない、どこに向かっているのか・・・

夕方はJINさんのホームポイント生見で入水。若手のイケイケサーファーがこぞってバンバン当てまくっていた。サーフィン文化の違いをまざまざと見せつけられた感じだった。ここは刺激が多くプロも育つんだろうなぁ・・・。


夜は海部の地の物をたっぷりと堪能させて頂いた
ごちそうさまでした!JINさん!!
思い出すだけで涎が出そう・・・

JINさんのアパートに泊まらせて頂き、家中の酒を朝までに飲み干してしまったのだった。おかげで色々な話が聞けてcharlie的にはとても楽しかった。

5月19日 昨晩早くから眠ったJINJINが朝から勢いがいい!!無理矢理叩き起こされて海へ。


週末のせいか生見は人も多くブヨブヨな状態

今日のステイは香川県なので、北上しながら別のポイントへ向かう。途中で海部の河口もチェック。昔とは変わっていて驚いた。

四国らしいですね、お遍路さん。

          
こんな看板があった。多くのビジターがマイカーで訪れる地域の大変さが伺われる。     


でも、海はいい感じ
ロング向きのまったりした波だった


rider:JIN

植生とかが四国らしい景色のように思える

昨晩の深酒がたたり、帰り道は睡魔との闘いであった。距離はそう無いのだが、ノロノロしたペースでしか走れないため時間はかかるのだ。それでも、夕方にはJINさん宅に辿り着き、お宅拝見ツアーを敢行させて頂いた。

ホテルにチェックインしてわずかな仮眠をとった後、高松の繁華街へ向かう、瀬戸内の味に加え、最後はうどんで締めくくるコテコテのツアーであった。それにしても旨かった。

5月20日 JINJINは自力で高松空港へ向かうとのことだったので、charlieは朝一から松山へ向かう。そこからはまた鹿児島経由で帰島した。沖縄からにしろ奄美からにしろ四国は空路のアクセスがなかなか苦しい事が判明した。しかし、それだけに四国の海と四国の味が堪能出来て感無量であった。


龍馬の前で何思う・・・
それにしても、今回の旅は何から何まですっかりJINさんにお世話になりました。
4泊ですべての県を連泊し、駆け足だった割には濃厚な内容となりました。
本当にありがとうございました!!

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